Fartcoin（ファートコイン）がついに1.50ドル（約23円）を突破し、今年最も混沌としたミームコイン相場に新たな1ページを加えた。
しかし、市場の注目を集めるFartcoinの陰で、ある専門家は「MIND of Pepe（マインド・オブ・ペペ）」というAI系ミームコインに大きな可能性があると述べている。
Fartcoin、週間で22％上昇──取引高は2億5,000万ドル（約385億円）に
Fartcoinは冗談のように始まったが、今や市場は笑っていない。
このトークンは過去24時間で4％、過去1週間で22％上昇し、現在は1.56ドル（約24円）で取引されている。現在最も好調なミームコインの一つだ。
現物取引高は24時間で2億5,000万ドル（約385億円）に達し、FLOKI（フロキ）を上回る水準となった。また、未決済建玉（オープン・インタレスト）も5億5,000万ドル（約848億円）超に急増している。
こうした取引の活発化は偶然ではない。
今回の上昇のきっかけは、Fartcoinが直近のレジスタンス（抵抗線）を突破し、1月下旬以来の高値を更新したことにある。
とはいえ、多くのミームコインと同様に、価格推移は一方向ではない。
短期的には一時的な調整の兆候も見られ、Fartcoinは再び1.50ドル付近まで下落する可能性がある。しかし、今の出来高と市場の関心を踏まえると、再度の上昇も十分にあり得るだろう。
ミームコイン市場、時価総額7,600億ドル突破──ビットコインの高騰が追い風に
Fartcoinに限らず、多くのミームコインが好調だ。
セクター全体が上昇基調にあり、DOGE（ドージコイン）は1％、BONK（ボンク）は4％、PEPE（ペペ）は7％上昇している。
一方で目立った例外はTRUMP（トランプ）で、昨晩の豪華ディナーとプロモーションイベント後、6％下落した。イベント自体はCrypto Twitterでも大きな話題となったが、「ニュースで売る」展開となったようだ。
それでも、ミームコイン全体の時価総額は7,600億ドル（約11兆7,000億円）を超え、現物取引高も過去24時間で1,700億ドル（約26兆2,000億円）以上に達している。
このような取引量は、強気な市場心理なしには起こらない。
TRUMPをはじめとした政治系ミームコイン（PolitiFi）では調整が見られるものの、ビットコインが11万ドル（約1,700万円）を超えて取引されている状況では、ミームコイン市場にもまだ追い風が吹いている。
ビットコインが好調な時、市場の資金はよりリスクの高い領域へと流れる傾向にあり、ミームコインはその恩恵を受けることが多い。
全体的なモメンタムは無視できない状況だ。
AI搭載型ミームコイン「MIND of Pepe」、プレセールで1,000万ドル調達──次に爆発する仮想通貨か？
注目すべき新興プロジェクトの一つが「MIND of Pepe」だ。
一見、またカエル系のミームコインに見えるが、実際は中身が伴っている。
このプロジェクトは、ミーム文化と高度なAI技術を融合させ、仮想通貨トレーダーに実用的な優位性を提供することを目的としている。
イメージとしては、ChatGPTとベテラントレーダーが一体化したような存在だ。
MIND of PepeのAIエージェントは、単なるトレードシグナルを出すだけでなく、ソーシャルメディアのセンチメント（感情）を分析し、オンチェーンの動きを監視し、さらに自動で取引を実行する能力を持つ。
現在、X（旧Twitter）上でベータ版プラットフォームが稼働中で、リアルタイムのインサイトを提供している。
MINDトークンの正式ローンチ後には、保有者向けに「MINDターミナル」へのアクセスが可能になる予定だ。このターミナルでは、高度な分析機能を通じて詐欺的プロジェクトを回避し、ポートフォリオを最適化できる。
現時点で1,000万ドル（約15億4,000万円）を調達済みで、ステーキング報酬は年利228％に設定されている。プレセール終了まで残り8日と迫る中、専門家たちはMIND of Pepeが次の爆発的銘柄になる可能性が高いと見ている。
仮想通貨ニュースメディアCryptonewsも「100倍銘柄」と評しており、単なる話題性を超えた中身のあるプロジェクトを探している投資家にとっては、注目に値するだろう。